呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

甲賀三郎1

甲賀三郎「本当の探偵小説」を読む

読書傾向がこの日記のタイトルにもある探偵小説で、ドリフの8時だよ!全員集合で八つ墓村の祟りブームから横溝正史を知り、姫路の大手前通りの、お城寄りにあった古本屋二軒で(片方は閉店)百均棚から金田一の角川文庫を買ったのが始まり。 それ以来、長い…

甲賀三郎「実は偶然に」を読む

嫁さんと同じジムに通っているのだが、ジムでは他人同士なのだ。会話はおろか目も合わせない。 嫁さんはジムに友達がたくさんいる。私はストイックに筋トレに励んでいるので、トレーニングしている男の人に声をかけたりはしない。 遠目に嫁さんは私をチェッ…

甲賀三郎「探偵小説の将来」を読む

就寝前、嫁さんが困った顔で近寄ってきたのだ。 呉「どないしたん?」 嫁「これな、私のiPhone、こないだ写真が一杯やなーって思っててん、で最近長女ちゃんとソフトバンク行って、あの子「ギガが減る」ってよう分からんこと言うてたやん。で、言われるまま…

甲賀三郎「探偵小説はどうなつたか」を読む

「アンタ、ジョーバ捨てるの、ちょっと延期しちゃるわ」 私の私物を捨てる件に対して、嫁さんの弁は撤回ではなく延期なのである。 「その代わり二階の本棚の近くに置いてあるクソ邪魔なダイエットベルト、粗大ゴミで捨てよか」 「ちょっと待ったれや!」 私…

甲賀三郎「印象に残る作家作品」を読む

「アンタ、二階のアレ、捨てるで」 また嫁さん恒例の『死の宣告』が出た。何故こうも嫁さんというものは、自分の価値観で平然と人の物を捨てようとするのか。 「あかんがな。まだ充分動くし、そもそも大切に使ってるがな」 必死の抵抗を試みる。 「邪魔でし…

甲賀三郎「『呪われの家』を読んで」を読む

結婚してから長い間、嫁さんは「浮気がバレたら5万払ってもらうで」と私を脅したものだった。 おふざけの延長のような会話ではあったが、5万という金額が妙にリアルで、女遊びよりも本にお金を使いたいタイプの私は、決して嫁さんに小遣いから五万も取られ…

甲賀三郎「真夜中の円タク」を読む

さて、今回は「真夜中の円タク」を読み終えた。 この作品は現実に起こった事件「玉の井バラバラ殺人」をベースに、探偵作家である土井江南が推理を披露する。という作品である。 玉の井バラバラ殺人の説明を被害者A、加害者B、という表記も味気ない、なので…

甲賀三郎「囁く壁」を読む

二十歳から四十三歳くらいまで愛煙家だった。 禁煙して五年くらいだ。たまに煙草を吸う夢を見る。やはり、あの煙が恋しいのだろう。 煙を燻らせながら、セクシービームで美魔女の瞳を射抜きつつ、両鼻からハの字に煙を出す。 このダンディズム! でも、気付…

甲賀三郎「鍵なくして開くべし」を読む

嫁さんと買い物に行くと、とにかく騒がしい。 嫁「アンタ、これどない思う?」 呉「ハチミツかいな、天然やから身体にエエんとちゃう?」 嫁「ホットケーキの時、ウチ、ガムシロップやろ? あれよりハチミツの方がやっぱ身体にはエエよな」 呉「そらそうやろ…

甲賀三郎甲賀三郎「原稿料の袋」を読む

テレビを観て居て、潔くない人が多い。事に気付く。 セクハラをしましたが、続投して恩返しをしていきます。という政治家、など。 その恩返しは違うのじゃないか? と思う。一般庶民の方が何倍も潔いと思う。 要するに「調子に乗ってしまいました、甘い汁を…

甲賀三郎「電話を掛ける女」を読む

私はよく小動物を助ける。見捨ててはおけない心優しき性格なのだ。 この間も弱っているアマガエルを助けた。公園の公衆便所の近く、コンクリートの上で今にも干からびる寸前で相当弱っていた。 私は洗面所で水を手ですくうと、上からゆっくりとかけてやった…