呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

ジムで硬直

 読書時間が減り、更新も周回遅れになってはきたが、なんとか日記だけはしがみついて、日々更新している次第である。

 さて、日が変わる前に書き残しておこう。

 本日、ジムにて「まゆゆ似」の彼女が、私が休憩しているソファーの後ろに座ってきた。

 それまでにもお互いの位置を確認し、鏡ごしに何度か目があってはいたのだが。

 これは「チャンス」を与えられているに違いない。

 向こうは私の背中で待っている。

 鏡で見れば、ペットボトルのスポーツ飲料を飲みながら、何度も汗を拭いている。

 振り返って話しかけなければ、失礼なような気がした。

 だが、一発目、なんて喋る?(笑)

 無理、絶対に無理。何も粋な会話が思い浮かばない。

地震、揺れましたね」

 当たり前やないかい! ひねりなしか!

「ジムに来る必要がないくらいスリムですね」

 だからそれはセクハラ会話やんけ! もっと爽やかな話できんのかい!

「スポーツウェアの切れ込みから素肌が見えますね。色白だ」

 どこ見とんねん! 初手から変態やないかい!

「消費税10パーセントになったら小遣いが少ないからアイタタですよ」

 だからどうした、って言われるど! そして小遣いって家庭の匂いが出てしもうとるやんけ。引かれるわ。

 女性と話をするのは本当に難しい。私はよく結婚できたものだ。

 父ちゃん情けなくって涙が出てくらぁ!(あばれはっちゃくの父親風に)

 嫁さんをどうやって口説いたんだろう。

 嫁さんとは男女2・2のグループで知り合ったのだった。色んなところへ遊びに行き、当時の彼女と、嫁さんは当時の彼氏と、海に行ったりバーベキューしたりしたのだった。そこで自然と話をしたのだ。

 で、後年、再会したらお互いフリーだったので付き合ったのだった。

 私の人生、ロクに女性を口説かないままここまできてしまった。

 話しかけられないわけである。

 

 ※本日のBGM ビートルズ「サージェントペパーズ」