呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

BGM

 本日は残業で帰るのがすっかり遅くなってしまった。

 それでもジムは寄って帰る。筋トレと己に課した3キロジョギングを毎日続けるためだ。

 今にみちょれ! 来月までには贅肉の何割かを落としてみせる。

 さて、寝る前に軽いトークなどを。クーラーのない部屋でこの日記を書く時、階下の嫁さんから「じゃかましい!」と怒鳴られない程度の音量でBGMを毎回鳴らしている。

 本日は尾崎豊の「壊れた扉から

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 この閉塞感がいいのですよ。「17歳の地図」「回帰線」というモンスターアルバムを出し、想像を絶するプレッシャーの中で作り上げた一枚。

 

壊れた扉から

壊れた扉から

 

 尾崎豊はこの後、薬物に手を出してしまい、失速します。次のアルバム「街路樹」では仮初めの復活でしたが、クリエイティブな真の復活「誕生」二枚組。ここまでの経緯には鳥肌が立ちます。

 

誕生

誕生

 

 プレッシャーの中で生み出されるもの、に惹かれているところがあります。

 大ファンの佐野元春も「スランプ作」はあります。これです。

 

The Essential Cafe Bohemia

The Essential Cafe Bohemia

 

「カフェボヘミア」です。「何を言うか。ヒットシングル満載でヤングブラッズなどトップ10に入っているのにどこがスランプ作か、素人が」という声も聞こえてきそうですが。

 いえいえ、このアルバムには「余裕」がないのです。全力の総力戦。

 しかし、このスランプを経て名盤「ナポレオンフィッシュ」アルバムを作るのですから、クリエイティブの世界って素晴らしい。

 そう思うと「ラバーソウル」以降のビートルズの革新的リリースは、やはり化け物ですね。

 それでは本日はこの辺で。