呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

推理「まゆゆ似」のジムの女性

 前回の日記で書いた通り、何度かここに書き連ねているジムの「まゆゆ似」の女性のこと。

 ショックというか、私の彼女への見た目からの印象とかけ離れた行動と、その他諸々の言語化しにくい複雑な衝撃で、ブログも失語症的様相を呈してしまった。

 まず見た目、完全に30歳前半だ。それが独身の43歳である。

「49歳の呉さんならワンチャンあるんじゃない?」

 と思われる方もいるかとは思うが、何故婚期を逃してしまっているのだろう。それにトレーナーさんから聞いた「ガチムキのトレーナーを出待ちして誘っている」という行為。

 そりゃ可愛けりゃなんでも許されますよ。

 それでも逆ナンをするタイプの女性とは……。「趣味はお琴を少々」みたいなことを言って欲しかった。

 こういう発言をすると「男のそういう女性への視点ガー」といったややこしい団体から目をつけられて、細々と伸び伸びと書いているブログが脅かされても困るのであまり書けない。

 性格に難がある、とか。あと「超肉食獣」ではあるが、純潔を守ってきた、とか。

「き、君はトレーナーを出待ちして、自分より若い男を食いまくってきたんだろ?」

「私が「処女」だ、っていうと、皆恐れをなして逃げ帰っていったのよ。それをあなたは平然と破っておいて何を今更、責任は取ってもらうわ、キエエエエエッ!」

 みたいなことになったら非常に困る。そんな事態になった、と嫁さんに告げても嫁さんから殺されるのでそれも困る。命がいくつあっても足りない。ゾフィーも匙を投げることであろう。

 無理目な女性、ではないことが分かると、今度は私もおこぼれに預かれないだろうか? みたいなヤワな考えが頭を満たす。

 清楚な30歳の女性に対してなら、しかるべき場所で豪華な夕飯を共にし、酒場で酒を飲み、綺麗な場所を、オーシャンビュー的な場所を予約して、そうなってくると諭吉一枚では足りず、しかし相手が逆ナンする相手となると、途端にその諭吉が惜しく感じてくるのだ。

「定本 夢野久作全集」がこの諭吉で買えるな

 的なことを思ってしまうのだ。こういうことを言うと女性は「だから男のそういうところって」と蔑んだ目で見てくる。

 清楚な壁を崩す前提であるならば投資しても良い、と思っていたことが、そうでもなかった場合、相手がスナック菓子感覚で性行為をするのではないか? となった途端「その日は販売機のペットボトル烏龍茶一本で持ち込めないだろうか? コカコーラボトラーズではなくサンガリアの130円の方で、そして一人暮らしだろうからホテルを予約せずとも自然と向こうの家に招かれて場所代も浮くのではないか」

 といったコストダウンを考えてしまうのだ。

 だが待て、43歳まで独身なのだ。何かその奥にまだ見ぬ真理があるはず。

「私は面食いでここまできちゃったの。ガチムキに鍛え上げられた体が好みなの。相手は私から選ぶの。男に選ぶ権利も誘う権利もないの」

 みたいな思想の持ち主かもしれない。

 そうなるとやはり私は筋トレに励み、トレーナーさんのような身体に近づけていくことが先決であろう。

 鶏肉をメインで食べよっと。

〜続く〜