会社帰りにまずツタヤに行きまして、海野十三を買ってまいりましたよ。
そしてそのままジムへ。
いました。まゆゆ似の彼女が。向こうはこちらに気付いたはずなのですが、今日はツンデレを喰らっています。
なかなか向こうは目を合わせません。向こうが髪をかきあげる振り返りざまに、一瞬目が合うだけで、前のように三秒、みたいなことはありません。
焦らされておりますよ。
そうしてエアロビの休憩タイム、水分補給をします。その時
「アンタ、どこ見てるねん」
小声で後ろから聞き慣れた声が! いつの間にか嫁さんがスタジオに入ってきていたのです。嫁さんとは同じジムですが、ジム内では他人で通しています。
会話も小声で背中越しとかで、面と向かってはしません。
「インストラクターやがな」
「いいや、違うな」
「嘘ちゃうがな」
「女の人見てるやろ」
この会話中、我々夫婦は別々の方向を向き、小声でやり取りしているのです。
「見てないがな」
「あの紺のショートパンツの女性やろ。アンタのタイプやろな」
まゆゆ似の彼女を指摘!
「見てないがな、インストラクターやっちゅうてるねん」
「ホンマか? まぁええけどな」
女性という生き物は超能力を持っているとしか思えません。
ロッカーで見ましたら、ワキ汗グッショリでした。