呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

新刊『もしも宝くじが当たったら』完成その2!

 発売から数日、キンドルの新刊『もしも宝くじが当たったら』会社では怒られっぱなしのサラリーマンですがね、不景気なので必死に椅子にしがみついてますけどね、ネットの世界ではですね、そこそこ結果を出すのですよ。

 

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もしも宝くじが当たったら (呉工房)

もしも宝くじが当たったら (呉工房)

 

 ありがとうございます。あたくしの本が発売日、一千番台を記録致しました。パチパチパチ。あの小憎らしい上司に見せつけてやりたいですわ。

 今回は販促の意味も込めまして、収録作品について簡単に説明などを。

『もしも宝くじが当たったら』これは以前、ブログやノートに出したのですが、加筆して表題作にしました。

 読んだ方から熱い感想メールを頂き(それが同時期に複数人から)、これは作者の窺い知れぬ、何か不思議な魅力があるのではないか? という想いに賭けてタイトルナンバーにしました。

 こういう現実を忘れる妄想はですね、子供の頃からやってまして、例えばチラシの裏に描いていた、将来住む家の見取り図、とかですね。ここに秘密の部屋を作ろう、書斎部屋も作ろう、とか延々描いてましたね。そういう匂いを持つ短編になるのでしょう。

『鍵』これは海外の翻案作品のカバーです。読んで物足りなかった所が改変と加筆部分になります。こういう犯罪・刑事小説が私のベースにあるんですよね。終盤の刑事のやりとりのシーンがお気に入りですね。

『グランドファーザーのモーションピクチャー』此の短編集の中核をなすSF作品です。理系脳ではないので、やはり出発点は『働きたくないなー』という妄想が発展し、此の作品の世界観に繋がっています。書き終わって出した今、これがSF作品としてちゃんと機能しているのか、作者の手に余っておりますので、よろしければ皆様、是非アマゾンにレビューを寄せてください。作者が安心したり勉強したりします。

『正義の行き着く先』これは結城昌治作品のような味のものを、という祈りに似た気持ちで書き始めた作品です。中盤、事務員と手を性器に見立てた指遊びをしますが、こういう経験が大昔にあった、ということだけメモしておきます。

『続もしも宝くじが当たったら』これはリラックスして書いたリプリーズ的作品ですね。ハードな場面も続きましたので、最後に日本茶でリラックス、みたいな感じで収録しました。

 ここ数年で読んだもの、気に入ったものが、自分の血肉となり形にできている、と思います。最近はまた読むものも変わってきており、ネットで最近知った『破滅派』作品などに刺激を受けています。

 なにはともあれ、そこそこ売れてくれてよかった! 皆様には感謝の言葉しかございません。超面白い作品(当社比)を目指しますので、引き続きご支援のほどを。

 

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もしも宝くじが当たったら (呉工房)

もしも宝くじが当たったら (呉工房)