呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

津山旅行5

 津山の万歩書店二軒を攻略し、時計を見れば十四時半。

呉「流石に腹減ったな」

金平「腹も減ったし、石段登って足痛いし、小雨の中の城めぐりは寒いし、ヘルニアに」

呉「わかりました、わかりました。すぐラーメン屋さんに入ります!」

 告知なしの津山城めぐりである。サプライズのつもりだったのだが、相棒は一向に城好きにはなってくれない。

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 暖房の効いた店内で、ようやくリラックス。

金平「今回の表紙、時間的にシビアやったぞ」

呉「バッチグーやったわ。ここはゴチさせて頂きます、金平しぇんしぇい」

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 二人で仲良くチャーハンセットを注文す。

 今回の我が妻との闘争2019〜ありがとラッキーちゃん〜。表紙は相棒の金平作なのだが、文字原稿は送っていないのだ。だからどんな内容の本なのか金平は知らないままイラストを描く。

『今回のタイトル〜ありがとラッキーちゃん〜で行くからシクヨロ』

 依頼はこれだけである。読んでくださった方は内容と照らし合わせてどのようにお感じであろうか。

 私は仕上がってきたトビラを見て『まぁドンピシャな絵を持ってくること』と感嘆した。

 即オッケーである。

 寒さと空きっ腹にラーメンが染み渡る。替え玉が食べたくて呼び鈴ボタンの数ミリ前で指をプルプルさせながら耐える。せっかく順調なダイエット、ここで替え玉をイッたら台無しだ。

 昨年の10月に74キロ、現在67キロである。以前の私なら替え玉二回はイッていただろう。

 やはりダイエットは地道な積み重ねなのだ。

 ラーメン店を出て津山のブックオフへ。ここは小さめの店舗で、今集めている日本推理作家協会賞受賞作全集は一冊もおいてはいなかった。

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 まだ15時過ぎだ。このまま姫路に帰るのは勿体無い。岡山の万歩書店本店を急遽ルートに組み込む。

 節約のため、高速を使わず下道を通って一路岡山市街へ。

 その道中、我々は二度目の城に遭遇した。

呉「何じゃあれは。ストーップ!」

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 かつてのドライブインの廃墟であった。城門には北斗の拳の敵のモヒカンの手下みたいな連中が吹き付けたであろうスプレーの落書きでデコレートされていた。

 いい味を出している。一周回って貴重な建物なのではないか? どこかの社長さん、改装して喫茶店なんてどうです?(すんごい山あいだったけど)

〜続く〜