呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

松本泰「蝙蝠傘」を読む

誕生日プレゼントで注文した秘密兵器が届いた。 パッケージのモデルさん、腹筋バッキバキである(笑)。私もこの様になれるのであろうか? 両手で箱を持ち上げながら叫ぶ。 「腹筋パッドー」(※声 大山のぶ代) 早速試してみた。ジェルのついた内側がひんやり…

松本泰「指輪」を読む

今日は「まゆゆ似」の女性はジムに現れなかった。 少し物足りなさを感じつつ、ジムの一階にあるマッサージチェアの部屋に入った。 そこは会員なら誰でも使えて、中には高級マッサージチェアが5台置いてある。並べば誰でも利用できるのだ。 いつもは人気で混…

松本泰「毒死」を読む

ジムでよく目の合う「まゆゆ似」の奥さんのことを、ここやツイッターで何度か書いている。 需要があるのかどうか分からないが、自己満足全開で進展を書かせていただく。 伊達に探偵小説を長く読んでいるわけではなく、偏ってはいるだろうが、自分なりの推理…

松本泰「日陰の街」を読む

昨日、誕生日の1日、終わるギリギリで嫁さんからのプレゼント、アマゾンのプリペイドカード一万円分を我が手にすることができた。 いつも「あるのか」家計が厳しいから、という理由で「無いのか」予断を許さないのである。晴れやかで喜ばしい、一年に一回の…

49歳になりました。

本日49歳になりました。 今年の目標はモリモリ書きたいですね。 嫁さんや子供達が私の誕生日を祝ってくれて、朝から豪華目のモーニングやら、通っているジムのためのスポーツウェアを子供達がプレゼントしてくれました。 交渉していた「誕生日のプレゼント…

松本泰「ゆびわ」を読む

通っているジムでトイレに行くときは、更衣室の中にあるトイレを使っていて、昨日、初めて正面入り口入ってすぐ横のトイレを使ったのだ。 そこは広く作られており、赤ちゃんを寝かせる台とかも備え付けられていた。 事件はそこで起こった。 私が便座に近寄っ…

松本泰「タバコ」を読む

プロテインが届いた。アマゾンさんからの海外便だ。 ヘビーウェイトゲイナー 900 チョコレートブラウニー 3.2kg [並行輸入品] 出版社/メーカー: Champion Nutrition メディア: ヘルスケア&ケア用品 この商品を含むブログを見る これは3.2キロもある。結構な…

松本泰「ガラスの橋」を読む

言葉の解釈の違いを極め、なんとか困難などを乗り越えていけたら、と思うのだ。 今日もジムでまゆゆ似の奥さんと、結構近くで筋トレが一緒になった。向こうも距離を詰めてきているのだ。しかし私はチキン野郎なので、向こうのご期待に添える展開は期待できな…

松本泰「焼跡の死骸」を読む

佐野元春の新譜が届いた。 自由の岸辺(初回限定盤)(DVD付) アーティスト: 佐野元春& ザ・ホーボー・キング・バンド,佐野元春 出版社/メーカー: DaisyMusic 発売日: 2018/05/23 メディア: CD この商品を含むブログを見る 前回のセルフカバーアルバム「月と専…

松本泰「緑衣の女」を読む

記憶力の低下が甚だしいのである。 単語を目にしても記憶が一向に立ち上ってこないのだ。例えば一世を風靡した「一杯のかけそば」一体どんな話であったか。 「まずは食券を買ってください!」 と冒頭で店主がブチギレする作品であったか。 いや、薄幸の人妻…

松本泰「眼鏡の男」を読む

昨日は嫁さんの「晩酌に付き合え」命令で、無理矢理乾杯させられた。 死の乾杯である。 私は下戸なのだ。コップ一杯でも致死量であるのに缶一本だと読書はおろか、意識が飛ぶ。飛びます!飛びます!(©︎坂上二郎) 缶の半分まで飲んで嫁さんに「ギブ宣言」を…

松本泰「最後の日」を読む

会社帰りにスポーツジムへ寄っている。最近は「まゆゆ」似の奥さんと目が合う。 いや、こっそり見ていたのだが、目が合うようになってしまったのだ。 女性というものは同じ人間だし、男性と似てはいるが、絶対に男には無い超能力のようなものを持っていると…

松本泰「P丘の殺人事件」を読む

「ブログの書き方」とか「続けていくのが難しい」とか、そういう記事を目にすることがある。 何を弱気になっとるのか! とまず言いたいのだ。あなたはどうなのです? 日々のブログに書くネタが切れて、右往左往しておるのですか? 一日休むとアクセス数が減…

甲賀三郎「本当の探偵小説」を読む

読書傾向がこの日記のタイトルにもある探偵小説で、ドリフの8時だよ!全員集合で八つ墓村の祟りブームから横溝正史を知り、姫路の大手前通りの、お城寄りにあった古本屋二軒で(片方は閉店)百均棚から金田一の角川文庫を買ったのが始まり。 それ以来、長い…

甲賀三郎「実は偶然に」を読む

嫁さんと同じジムに通っているのだが、ジムでは他人同士なのだ。会話はおろか目も合わせない。 嫁さんはジムに友達がたくさんいる。私はストイックに筋トレに励んでいるので、トレーニングしている男の人に声をかけたりはしない。 遠目に嫁さんは私をチェッ…

甲賀三郎「探偵小説の将来」を読む

就寝前、嫁さんが困った顔で近寄ってきたのだ。 呉「どないしたん?」 嫁「これな、私のiPhone、こないだ写真が一杯やなーって思っててん、で最近長女ちゃんとソフトバンク行って、あの子「ギガが減る」ってよう分からんこと言うてたやん。で、言われるまま…

甲賀三郎「探偵小説はどうなつたか」を読む

「アンタ、ジョーバ捨てるの、ちょっと延期しちゃるわ」 私の私物を捨てる件に対して、嫁さんの弁は撤回ではなく延期なのである。 「その代わり二階の本棚の近くに置いてあるクソ邪魔なダイエットベルト、粗大ゴミで捨てよか」 「ちょっと待ったれや!」 私…

甲賀三郎「印象に残る作家作品」を読む

「アンタ、二階のアレ、捨てるで」 また嫁さん恒例の『死の宣告』が出た。何故こうも嫁さんというものは、自分の価値観で平然と人の物を捨てようとするのか。 「あかんがな。まだ充分動くし、そもそも大切に使ってるがな」 必死の抵抗を試みる。 「邪魔でし…

甲賀三郎「『呪われの家』を読んで」を読む

結婚してから長い間、嫁さんは「浮気がバレたら5万払ってもらうで」と私を脅したものだった。 おふざけの延長のような会話ではあったが、5万という金額が妙にリアルで、女遊びよりも本にお金を使いたいタイプの私は、決して嫁さんに小遣いから五万も取られ…

甲賀三郎「真夜中の円タク」を読む

さて、今回は「真夜中の円タク」を読み終えた。 この作品は現実に起こった事件「玉の井バラバラ殺人」をベースに、探偵作家である土井江南が推理を披露する。という作品である。 玉の井バラバラ殺人の説明を被害者A、加害者B、という表記も味気ない、なので…

自然 先紀「ショッパイ河を漂って」レビュー

さて、せっかく新ブログを立ち上げたのだから、自分なりに何か新しいことをやってみよう、と思い立ったのである。 振り返れば私は、ネットを通じて絶えず創作や、創作に励む方々へエールを送ってきた。古くはKure'sHomePageのアミーゴシステムとか(何人が覚…

甲賀三郎「囁く壁」を読む

二十歳から四十三歳くらいまで愛煙家だった。 禁煙して五年くらいだ。たまに煙草を吸う夢を見る。やはり、あの煙が恋しいのだろう。 煙を燻らせながら、セクシービームで美魔女の瞳を射抜きつつ、両鼻からハの字に煙を出す。 このダンディズム! でも、気付…

甲賀三郎「鍵なくして開くべし」を読む

嫁さんと買い物に行くと、とにかく騒がしい。 嫁「アンタ、これどない思う?」 呉「ハチミツかいな、天然やから身体にエエんとちゃう?」 嫁「ホットケーキの時、ウチ、ガムシロップやろ? あれよりハチミツの方がやっぱ身体にはエエよな」 呉「そらそうやろ…

甲賀三郎甲賀三郎「原稿料の袋」を読む

テレビを観て居て、潔くない人が多い。事に気付く。 セクハラをしましたが、続投して恩返しをしていきます。という政治家、など。 その恩返しは違うのじゃないか? と思う。一般庶民の方が何倍も潔いと思う。 要するに「調子に乗ってしまいました、甘い汁を…

甲賀三郎「電話を掛ける女」を読む

私はよく小動物を助ける。見捨ててはおけない心優しき性格なのだ。 この間も弱っているアマガエルを助けた。公園の公衆便所の近く、コンクリートの上で今にも干からびる寸前で相当弱っていた。 私は洗面所で水を手ですくうと、上からゆっくりとかけてやった…

平林初之輔探偵小説選2総評

私の家には二階より更に上、折りたたみ階段の先にはザイオンと名付けられた屋根裏部屋がある。 ここは私の私物置き場で、嫁さんが高所恐怖症なのをいいことに、長年買い集めてきたものを収納する格好の場所となっている。 メーカーの標準スペースは四畳であ…

平林初之輔「評論」を読む。その4

嫁さんがママ友らと居酒屋で飲み会だ、というので晩ご飯代千円を貰って(うわーい!)かつやさんに行き、とんかつ定食を食べ、布団に入り平林初之輔探偵小説選2を読んでいたらiPhoneが鳴った。 呉「もしもし?」 嫁「迎えに来て」 呉「ええっ? お前タクシ…

平林初之輔「評論」を読む。その3

現時点で私の最新のkindle単行本「我が妻との闘争2017 名古屋夫婦二人旅篇」 我が妻との闘争〜名古屋夫婦二人旅篇〜 (呉工房) 作者: 呉エイジ 発売日: 2017/10/02 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この子がまた親孝行な子で、発売からだ…

平林初之輔「評論」を読む。その2

相棒の漫画家、金平守人とは小六からの腐れ縁だ。 きゃつとは絶えず張り合って来た気がする。どんなつまらないことでも競争していたような気がする。 例えばアイスを食べ終わるスピード。ファミコンのゼビウスのスコア、そして当然当時二人で書いていた漫画…

平林初之輔「評論」を読む。その1

自分はポジティブか? と聞かれたらポジティブな方だとは思うのだが「鉄の意志」を持つ人、というのは世の中にいるものだな、と思える昔話がある。 結婚前、友人と四国へドライブしに行った時のこと、その友人がノリで「泡の店に行きたい」と言い出したのだ…