呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

平林初之輔2

平林初之輔探偵小説選2総評

私の家には二階より更に上、折りたたみ階段の先にはザイオンと名付けられた屋根裏部屋がある。 ここは私の私物置き場で、嫁さんが高所恐怖症なのをいいことに、長年買い集めてきたものを収納する格好の場所となっている。 メーカーの標準スペースは四畳であ…

平林初之輔「評論」を読む。その4

嫁さんがママ友らと居酒屋で飲み会だ、というので晩ご飯代千円を貰って(うわーい!)かつやさんに行き、とんかつ定食を食べ、布団に入り平林初之輔探偵小説選2を読んでいたらiPhoneが鳴った。 呉「もしもし?」 嫁「迎えに来て」 呉「ええっ? お前タクシ…

平林初之輔「評論」を読む。その3

現時点で私の最新のkindle単行本「我が妻との闘争2017 名古屋夫婦二人旅篇」 我が妻との闘争〜名古屋夫婦二人旅篇〜 (呉工房) 作者: 呉エイジ 発売日: 2017/10/02 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この子がまた親孝行な子で、発売からだ…

平林初之輔「評論」を読む。その2

相棒の漫画家、金平守人とは小六からの腐れ縁だ。 きゃつとは絶えず張り合って来た気がする。どんなつまらないことでも競争していたような気がする。 例えばアイスを食べ終わるスピード。ファミコンのゼビウスのスコア、そして当然当時二人で書いていた漫画…

平林初之輔「評論」を読む。その1

自分はポジティブか? と聞かれたらポジティブな方だとは思うのだが「鉄の意志」を持つ人、というのは世の中にいるものだな、と思える昔話がある。 結婚前、友人と四国へドライブしに行った時のこと、その友人がノリで「泡の店に行きたい」と言い出したのだ…

平林初之輔「ジャックリイン」を読む

ツイッターのフォロワーさんには、この件に関してよく呟いているのでご承知のことと思うが、通っているジムでよく目のあう美魔女さんがいる。 最近会わなかったので、てっきり退会したものと思っていたのだが、通う時間がずれていただけのようで、先日ジムで…

平林初之輔「鍵」を読む

ダイエットは本当に難しい。生活習慣病とはよく言ったもので、数年前からなんとかして腹の贅肉をどうにかしたい、と奮闘しているのだが、なかなか改善しない。 糖質制限ダイエットを試みたこともある。あれは劇的に体重が落ちた。が、一つ問題が浮き上がった…

平林初之輔「少年探偵 呉田博士と与一」を読む。

夜中におしっこへ行けなくなったものだった。子供の頃の心霊特集や、友人間で回ってきた心霊写真の本などのことだ。 もうトラウマのようなものだが、お昼のワイドショーでも夏には心霊写真特集などをバンバン流していた。 もう見るのが怖くって怖くって。 司…

平林初之輔「悪魔の祭壇」を読む

同僚でバツイチの後輩がいるのだが、彼はオフィス内でも格好のいじられキャラだ。 まず持っているエピソードがカルピスの原液の如く濃厚である。 インターネットでフィリピーナ女性と結婚し、まぁこれは一度集合写真を見せて貰ったことがあるのだが、彼が迎…

平林初之輔「謎の女」を読む

呉「国民的アイドルグループやのに、残念やなぁ」 会社の昼休み、事務員さん二人と話題のテレビニュースを見ながら。 可愛い事務員さん「未成年やもんね、お酒飲ませたらアカンわ」 事務員さん「呉さんも女子高生と飲みたい?(笑)」 呉「なんでやねん。年…

平林初之輔「鉄の規律」を読む

嫁さんに毛染めをしてもらわないといけないのだ。最後、掃除機で吸ってもらう散髪屋でカットして帰ってきて、家の鏡でじっくり見ると、上の方はまだ黒いが、横、後ろはほぼ白髪である。 自然に任せてこのまま全部白髪になってもいいのだが(ジェダイのオビワ…

平林初之輔「二人の盲人」を読む

音楽というものは、気が付けば思春期に夢中になって聴いていたものを、また繰り返し聴いている気がする。 そしてそれは小説や映画と比べ、違うジャンル、新しいものへの耐性が、同じ娯楽であるにも関わらず、著しく低いような感じがする。 私の音楽のベース…

平林初之輔「夏の夜の冒険」を読む

姫路のジュンク堂に行って青春の一ページを思い出させてくれる本に出会った。 「PCエンジンコンプリートガイド」である。 PCエンジンコンプリートガイド 作者: レトロゲーム愛好会 出版社/メーカー: 主婦の友社 発売日: 2018/03/30 メディア: 単行本 この商…

平林初之輔「アパートの殺人」を読む

ジェダイのフォース、あの力を使えればな、といつも思うのだ。 といってもライトサーベルで敵の攻撃をかわすとか、離れたものを引き寄せる、といった力ではなく、相手をコントロールするやつ。 手を相手の顔の前でスッと動かせば、操れる力。 「乳首を見せな…