呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

久山秀子「川柳 殺さぬ人殺し」を読む

読書スピードが追いつきませんよ。 皆さんはどうです? お小遣いから小説を月にどのくらい買われていますか? 私の大好物はタイトルの通り「探偵小説」でして、それも昭和の戦前作品が大好物であります。 しかし、その辺りの復刻ものはニッチな層なので単価…

メフィスト賞を読んだ

メフィスト賞を読んだ。名倉編先生の「異セカイ系」だ。この遅読な私が、長編小説をたったの二日で! 私の読書スピードは、面白さに比例するのだ。 異セカイ系 (講談社タイガ) 作者: 名倉編 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/22 メディア: 文庫 この…

久山秀子「隼お手伝ひ」を読む

今日も新刊を買ってしまった。文庫である。あの「メフィスト賞」受賞作だ。 異セカイ系 (講談社タイガ) 作者: 名倉編 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 名倉編先生の「異セカイ系」である。 予…

久山秀子「代表作家選集?」を読む

備中松山城ツアーからの帰り道、中古ショップで色々買ったのだが、マックピープル時代に挿絵でお世話になった蛭子先生の漫画を買えたのは嬉しかった。 ニューウェーブ作品でも、独特の「ヘタウマ」さ、で魅了する蛭子作品。 大半の方は、よく目にする背広を…

備中松山城5

城巡りが終われば、そこからは嫁さんが怒り狂わない時間を見据え、限界まで中古ショップ巡りをするのが常である。 ラーメンで腹ごしらえを済ませ、エネルギーをチャージした二人は、iPhoneで検索しながら次のルートを決める。 ブックオフと違い、ハードオフ…

備中松山城4

筋肉痛の足を引きずりながら山道を下る。帰りは行きの半分の時間で済んだ。 AppleWatchを見れば昼。そろそろ倉敷方面に移動して、お約束の中古ショップ巡りをせねば。 呉「昼休み、食べたいものを同時に言うてみよか」 金平「そんな茶番やらんでも、分かり切…

備中松山城3

山の中腹から歩いて30分くらいかかっただろうか。なんせインドアな野郎二人、足はプルプルと小刻みに震えながら、天守手前の入場券売り場で支払いを済ませる。 振り返れば街が見下ろせた。疲れるわけだ。結構高い。 大人300円を支払い、門をくぐると、…

備中松山城2

前日から「朝の八時半に行くど」と金平にメールをし、相棒の金平は職業上夜型人間なので、朝が弱いのだ。時間カッキリにチャイムを押す。 「かーねひらくーん」 これは中学校からイントネーション等全く変わらぬ不変の呼び出しである。 不安そうに金平が出て…

備中松山城1

本日、相棒の金平と備中松山城へ行ってまいりました。 呉「今度、我が妻の表紙描いてくれるお礼にな、今日は木造現存天守、備中松山城に連れて行っちゃる」 金平「ワシ、ヘルニア持ちやのに、何の罰ゲームやねん!」 朝の八時半から集合しての珍道中。何回か…

久山秀子「娘を守る八人の婿」を読む

今日はこの遅読な私が、一日で読み終えてしまった作品、私の読書スピードは面白さに比例するのですが、早坂吝先生の「◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件」をご紹介しましょう。 ○○○○○○○○殺人事件 (講談社文庫) 作者: 早坂吝 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/04/14 メデ…

寝不足

寝不足であります。昨日もこのブログを更新しようとして起動したまではよいものの、そのまま机に突っ伏して、寝落ちしてしまいました。 今日もフラフラで、酔拳のような感じで頭グリングリンしながら更新しております。 先日、このブログのアフェリエイト収…

久山秀子「浜のお政」を読む

わたくし、ネット上では「呉エイジ」を名乗っておりますが、会社では写真家「篠山鬼神(ささやまきしん)」と名乗っており、みんなから「なんじゃそれ!」と言われております。 その篠山鬼神が、今日の昼までの会議の帰り道、激写しながら駅まで歩いた作品を…

久山秀子「チンピラ探偵」を読む

この前の休み、ジムが休館日の時にも家でトレーニングが出来ないか、と思い、リサイクルショップへダンベルを探しに行った(新品を買えよ!)。 3キロくらいのやつが欲しくて、見れば丁度棚にあった。 だが一個! 値段は五百円でリーズナブルであったのだが…

久山秀子「浮かれている「隼」」を読む

お盆休み、家にこもり単行本作業に没頭しておりました。 我が妻との闘争2018〜昼下がりの冤罪〜8割がた完成しました。 ここまで出来たら一ヶ月以内には完成するでしょう。予定通りに行けば、この目次通りの内容で出せそうです。 もくじ ・まえがき ・オ…

小酒井不木「空中殺人団」を読む

コツコツと自分の単行本作業を続けておりまする。 やりだすと早いのです。 一ヶ月以内に発表できるかも。呉工房ボリューム4のKindle本。 色々と凝ったものになりそうです。 既刊を並べておきましょう。それではまた作業に戻ります! すごい面接 (呉工房) 作…

小酒井不木「不思議の煙」を読む

やっとお盆休みで、今朝はのんびりしております。 外は超暑いです。 嫁さんが「山陽百貨店に連れていけ」と申しておりますので、買い物している間は別行動で駅ビルのジュンク堂へ行こうか、と考えております。 最近思うのは、創作というものは、シラフじゃダ…

放心

思いの外、先日の嫁さんとの焼肉会計じゃんけん、この一件のダメージがことの外大きく 「あっ、今僕は生きているんだ」 と、脈絡のない言葉が不意に口から出て、夕焼けを見ながら涙ぐむ、という。 心の何処かが壊れてしまったのかもしれない。 六千円もあれ…

嫁さんの罠

家に帰ると子供達はそれぞれの相手とデートに出払って、夕飯は嫁さんと二人だけとなった。 「二人なら外食でも行くか」 嫁さんがそう言うので、反対する理由もない。 「じゃあ焼肉でも行くか」 馴染みの焼肉屋へ直行した。 夏バテ気味であったので、スタミナ…

小酒井不木「墓地の殺人」を読む

疲れておりまする。夏バテなのでしょう。 カラータイマーは赤点滅を通り過ぎ、黒点滅でドックンドックンと脈打っております。そのうちカラータイマーにヒビが入り、隙間から大量の脂肪が流れ出てくるはずです。 そんな弱った身体で、今年もなんとかKindle本…

BGM

本日は残業で帰るのがすっかり遅くなってしまった。 それでもジムは寄って帰る。筋トレと己に課した3キロジョギングを毎日続けるためだ。 今にみちょれ! 来月までには贅肉の何割かを落としてみせる。 さて、寝る前に軽いトークなどを。クーラーのない部屋…

小酒井不木「深夜の電話」を読む

私はジュンク堂から買って帰った「ブツ」を、嫁さんに見つかる前にザイオン(屋根裏部屋)に搬入しようと家族の留守の時間を狙って帰宅した。 「これでよし、と」 「待たんかい!」 私の背後に心の中の管理人であるドッペルゲンガー(もう一人の私)が立ちはだ…

ブックオフにて

ジムでジョギングを始めたのだが、そのBGMに吉川晃司が激ハマリしているのだ。 それも初期の楽曲。「モニカ」とか「ユーガッタチャンス」とか。ジョギングのリズムにピッタリ合って気持ちが良いのだ。 iPhoneでワイヤレスヘッドフォン経由、アマゾンプライム…

ジムの駐車場で

昨日は案の定、嫁さんの晩酌に付き合わされ、コップ一杯のビールでボロボロになり読書もブログも吹っ飛んだ1日となった。 なので、本日も読書の時間は取れず、日記のみの更新である。 昨日、思い切って買ってしまったのだ。河出レトロ図書館シリーズの二冊…

小酒井不木「自殺か他殺か」を読む

本が届いた。 国書刊行会の「探偵クラブ」シリーズだ。このシリーズはこの当時、戦前の探偵作家が新刊書店で全く買えなかった時代の飢えを癒す、素晴らしいシリーズであった。 甲賀三郎、大下宇陀児、大阪圭吉、など、私のハートを鷲掴みのラインナップであ…

小酒井不木「現場の写真」を読む

宣言しよう。年内にたるんだ身体を引き締めることを。 私の決意は固かった。プロテインと筋トレで二の腕と胸板は結構立派になった。だが、ウエストがそのまんまである。胸板が腹の脂肪を吸い上げて、代謝しながら分解してくれるものとばかり思っていた。 な…