呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

備中松山城3

 山の中腹から歩いて30分くらいかかっただろうか。なんせインドアな野郎二人、足はプルプルと小刻みに震えながら、天守手前の入場券売り場で支払いを済ませる。

 振り返れば街が見下ろせた。疲れるわけだ。結構高い。

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 大人300円を支払い、門をくぐると、左手に冷たいお茶の無料セルフサービス。

 我先に、と互いを押しのけ、無料なのをいいことに何杯もグビグビとお茶を飲む。最高にうまい。

 天守の見渡せる本丸は、以前は天守と二重櫓だけであった。その後、考証を元に二基の櫓を復元。正面から見る景観は更に重厚さを増した。

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 と、ここで私の小学校時代からの愛読書、探訪日本の城を引っ張り出す。

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 この本を母親に買ってもらったのがきっかけで城が好きになったのだ。

 その大昔の図鑑には、天守のみの写真が掲載されている。今と比べると寂しい。

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 金平も山頂の天守に興味を示したようだ。手前の復元櫓内では、この城の歴史を紹介するビデオが流れていた。

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 さて、いよいよ入るぞ。

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 相棒は息も絶え絶えだ。もう少し感動せぬか。

 中は想像よりもかなり広かった。

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 二階から望む街並みは絶景である。

 そして外に出て裏手に残る二層櫓を見に行く。

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「素晴らしいなぁ、せっかく日本に生きとるんや。これからも名所を巡ろうぜ」

 友は肩で息をしている。疲れ果てているようだ。

〜続く〜