呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

2019・9 だめなやつら福山旅行1

 2019年の9月10・11日、前回の日帰り津山旅行から久しぶりの再会を果たした二人。

 そう、平日に有給を取っての福山一泊旅行である。

 ホテルはスマホで事前に予約してある。こういう旅は、一年に一回くらい、息抜きと骨休めで行きたいものだが、相棒が収入の不安定な漫画家という自由業なので(笑)きゃつの本が売れてくれなければ、旅費もキツイことになってくる。

「食費を切り詰めてワシの城巡りに付き合わんかい!」

 と言いたいのを、喉元でグッと堪えているのである(笑)。

 

※宣伝!

 子供の頃は自分が50になったら、財布に札束をうならせて、気軽にキャバレーとかに行けるものとばかり思っていた。

 実際は違っていた。小遣い制は厳しく、いつもピーヒャラリーである。

「アンタ、わかってるよな。無駄遣いしたらあかんで。アンタの浪費癖のおかげで、我が家は毎月赤字や。ETC許さんで。下道でのんびり行きな」

 のんびり行きな、でそのような過酷な要求を相殺できるとでも思っているのだろうか? 移動距離は姫路から広島県である。新幹線でも、まぁまぁかかる。

 そのくせ嫁さんは、ママ友と来月サンフラワーに乗って九州へ温泉旅行にいけしゃあしゃあと行くのである。自分に優しく、夫に厳しくなのだ。

「アンタが心入れ替えてくれな、老後までに二千万貯まらへんで」

 もう私は考えることを放棄したかった。ガス抜きをせねばメンタルがヘシ折れてしまう。ハムスターが同じ状況に陥ったら、五臓六腑がストレスで破裂しているに違いない。

 約束の時間に金平の家へ迎えにいったのが8時半。旅の始まりである。

「あれ? 高速乗らへんの?」

「すまん、いろいろ貧乏旅でな」

 そうして一般道をひたすら西へ、西へ、車を走らせるのだった。

 粘りに粘って岡山、ここでお宝倉庫を目視で確認してしまう。旅行の日程に組み込まれてはいなかったが、店に飛び込まねば、私のストレスは心に沈殿したままだ。

 気分を変えるために駐車場へと滑り込んだ。

 

f:id:Kureage:20190913213307j:plain

 お宝倉庫は楽しい。ブックオフとはまた違った楽しさがある。店によってはレトロゲームが充実していて、音楽CDも多く取り揃えている店が多い。

 景気付けに一発目、持っていない浜田省吾のシングルCDを購入。

f:id:Kureage:20190913213551j:plain

 

Dream Catcher

Dream Catcher

 

 ミニアルバムである。新曲1曲とリメイク4曲。ハマショーも我々二人のドライブには欠かせない音楽だ。

 ここで上機嫌になった私は、どうせ嫁さんもフェリーに乗って贅沢旅をするのだ、我々が広島まで下道で我慢する必要などなかろう、そんな狂った要求はブッチしてしまえばいいのだ。と、岡山から高速道路に乗った。

 やっぱり早い! 早い!

 

f:id:Kureage:20190913214004p:plain

 13時過ぎに、福山の一軒目に到着。天気は快晴。暑いくらいだ。汗が流れ落ちる。

f:id:Kureage:20190913214156j:plain

f:id:Kureage:20190913214209j:plain

f:id:Kureage:20190913214223j:plain


 お勉強のために松本清張の短編集と、ファミコンのレトロゲーが安かったので購入。

 さぁ、親父二人旅の始まりだ。

 

〜何回か続きます〜