本日、50歳になりました。まさか自分が50の大台に乗るなんて。全く自覚がありません。
振り返れば40代はどうだっただろう。30代で掴んだ栄光の余熱で(笑)好きなことが出来た10年間だったのではないか、と思います。
(※デビュー作)
オリジナルのキンドル本も未だに毎日売れておりますしね。やはり全国区の雑誌に連載できたのは幸運でした。
何かの機会に知ってもらい、懐かしさから読み放題で読んでくださっているのでしょう。この秘密口座のおかげで、30代より40代の方がリッチでした。
特にこの10年は探偵小説の復刻が盛んで、どストライクな出版が目白押しでした。この印税がなければ買えていませんでしたし、見送り続ければうつ病になっていたかもしれません(笑)。
50代の目標はどうしましょうか。まずはずっと頭の中にある長編をなんとか形にして、変名で賞に送ってみたい。
作るものに関しては、昔は文章というものは、研ぎ澄まし、凝った形容をし、構造にも気を配る、そんなことを考えていましたが、最近よく思うことは、昔は切り捨てていた題材、例えば小学校低学年が考えたり思いついたりするもの、案外そういうものに大衆性や普遍性があるのではないか? みたいなことを考えたりします。
なのでそういう素材を堂々と書く面白さ、を狙うかもしれません。
読書に関しては、彩流社のアンソロジーから純文学も読みだすようになり、探偵小説との比率が拮抗する読書傾向になっています。
最近のシーンも面白く、特に佐川恭一さんの作品は激推しです(この方はいずれ芥◯賞を獲ることでしょう。予言しておきます)。
今年残り半分、色々なところで出した雑文をひとまとめにして出せたらな、と思っていますので、50になったニュー呉エイジをよろしくお願い致します。