呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

呉エイジと金平守人2023夏鳥取ドライブツアー

 年に二回のお楽しみ。今年も盆がやって来た。2023年8月24日、晴天。相棒の金平の実家へ車を走らせる。

 

 中学校時代から通い慣れた道だ。行き先はいつも勝手に私が決める(笑)。今回はサプライズを用意した。復元された鳥取城に案内してやろう。これを拍手とともに車内で発表した。相棒の金平は

 

「苦行以外の何ものでもない」

 

 と照れ隠しな意見を述べた。クソ暑い中での城歩き。苦悶い苦悶。旅の記録はツイキャスとして残した。三本の動画を録画した。

 

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 ブラブラする行き先は、中古ショップがメインなのだが、近年、本当に個人経営の古本屋さんが減った。その危機感もあり、今回もルートに組み込んだのだが、残念ながら定休日であった。スマホではオープンしている情報で出ていたのに、平日にやっても客が来ないからであろうか。

 

 一軒目は『ジャム』さんである。これはもう一軒目から最高であった。この店が今回のクライマックスとなった。

 

 

 この店は総合リサイクルショップという名称であるが、置いてある商品がその筋にはたまらないものばかりで、昭和グッズや昭和の雑誌も多く取り揃えられていた。ゲームやCD、レコードも古いものが多く、これはオススメしておきたい店である。

 

 

 我々にとっては桃源郷であった。

 じっくり店を堪能しているうちに、時刻は食事時をとっくに回ってしまっていた。腹ごしらえのために敷地内にあったラーメン店へ。

 

 

 最近私は辛いものブームである。相棒の金平は辛いものが全くダメで『よくそんなもん金出して食うな』といった表情である。

 私は『地獄ラーメン』をチョイスし、無料での辛さ、最高ランクの九丁目をオーダーした。

 

 

 許容量の範囲内で程よい辛さと旨み。ニンニクを落としたら、更に旨みが増した。チャーハンも美味く、結果汁まで完食してしまった。ンマーイ!

 

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 腹ごしらえが終わったら、引き続きお宝探索ドライブの続きである。

 

 ブックオフを巡るとき、最近は、まず西村賢太の書籍を探す。これが無い。悲しいくらいに置いていない。芥川賞作家なのに、である。文庫すらない。フリマサイトで高騰するわけである。

 

 西村賢太の次は講談社の文芸文庫、そして80年代アイドルCD、レトロゲーあたりを物色する。

 

 鳥取はこじんまりした街だが、ブックオフが集中しており、なかなか良い街だ。ミステリ関連の本も物色しながら店舗を巡る。

 

 

 そして金平を鳥取城の木造復元大手橋、大手門へと案内する。喜ぶ金平の顔を確認したら、泣き笑いのような表情であった(笑)。クソ暑いが歩くぞ! 金平!

 

 

 訪れて驚いた。門に続いて渡櫓も復元作業が進められていた。これは知らなかった。令和七年完成予定とある。

 

 

 渡櫓が完成すれば、見栄えはさらに映えるであろう。完成が待ち遠しい。きっとまた金平を連れて訪れることとなるであろう。

 

 

 本当は奥の石垣まで見学したかったのだが、漫画家の金平、悲しいくらいに体力が無い(笑)可哀想になって、奥までの見学は見送ることにした。

 

 鳥取城には良好な状態の明治の古写真が残っている。取り壊された三階櫓、ぜひこの写真通りに復元して欲しいものだ。

 

 

 汗を拭きながら鳥取城を後にする。ありがとう、また来るよ! さて、残りの店舗を駆け足で巡る。

 

 

 金平とのドライブは、あっという間に終わってしまう。互いに好きな本やCDを買い、ご満悦な気持ちのまま夜食へ。

 

 

 金平の食は細い。よくそんな短時間で食えるな、という表情だが、一緒に食べたいので、無理矢理店舗へ連れ込む(笑)。

 

 今年またキンドルの我妻の表紙を依頼しなければならない。私は彼に表紙代の借金がある。そのためにご飯代は全て出している。しかしこんな食事では追いつかない。

 

「くれぐれも焼肉の食い放題みたいな店には連れて行くなよ。全然元が取れへん食事量やさかいな」

 

 とは金平の弁である。

 

 体力が落ち、創作スピードも落ちたが、今年も何か足跡を残したい旨を告げ、宣言しておいた。

 

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