祝! ワガツマLINEスタンプ
が公開されました。
相棒の金平との血と汗と涙の結晶であります。仲良し夫婦、喧嘩の多い夫婦、友人へ愚痴る際など、色々なシーンでお使いください。
私はラインは不得手なので、現時点ではどうやって買うのか、皆さんの方がきっとお詳しいことかと。
なんにせよ新しいアクションは嬉しくてワクワクするものです。
口約束では「我が妻との闘争」の未コミカライズ分をキンドルで描くかも、と金平は言うておりました。
これは私個人が嬉しくて、真っ先に読みたい作品です。
このLINEスタンプ、原作のセリフと私のよく嫁さんに向けて放つセリフの書き下ろしで構成されております。
夫婦喧嘩の後「このまま家に帰らへんど、それでもええんか?」という、収録されている脅しメッセージなどは、甘噛み効果があって奥様も許してくれるかも(笑)
色々使っていただければ友共々嬉しく思います。
どうぞよろしく。
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さて、今回は「真珠の首飾」を読み終えた。
この作品は厳格なミステリでも犯罪譚でもない。で、どうなの? と聞かれたら「楽しく読めた」と言いたい。
まず、このブログの読者様ならお馴染みの、私の女々しいジムで目の合う「まゆゆ似」の女性との一件。話さない間に「偽DA BANP」の二人組に口説かれているのを見て、すごすごと全軍撤退、これが現状である。
こういう経歴の持ち主である私がこの作品を読んだ場合、色々と考えさせられる内容であったのだ。
主人公は若い女性。就職し、通勤中には声もかけられる。その「鬱陶しさ」「面倒臭さ」が女性視点で描かれる。
なんだか申し訳ない気持ちにもなってくる。
その中でも行く店、行く店ごとに必ず現れ、熱い視線を送ってくる一人の男性。これは後で同じ会社の人間であることを知ることになるのだが、その男性に付きまとわれて、だんだんと腹の立ってくる様子が描かれる。男性は決して話しかけてこないのだ。
なんだか私が叱られているようだ。
ある日、ついに怒りを抑えきれず、女性は同じ店まで付いてきて食事を取る男性のテーブルに近寄る。
純情な男は慌て、血相を変え店から逃げ出してしまった。
翌日、その男が同じ会社であることを同僚から聞き、その男性は数日後、会社を辞めてしまう。そして送られる高価な真珠の首飾り。タイトルはここにかかります。
・高価な真珠の首飾りは誰からの贈り物か
・男性が経理部から退社した数日後、五百円(当時の)の不明金。それに相当する真珠の首飾りの代金
・自分の喫茶店での大胆な行動を詫びたい、と願う女性の気持ちの行き先は
流れるように読ませますね。松本恵子は。達者です。
1925年(大正14年)4月「探偵文藝」