ババーン。今回はタイトル通りの内容だけである。
苦節数年、甲賀三郎全集復刻版を落札してしまったのである。後先考えずに落札ボタンを押してしまったので、現在財布の中は爆死、オケラピーである。
ここまで旧版を集めていたのだが、これがまたゲロ高い。サラリーマンの小遣いをいくらだと思っているのだ。一冊の古書単価が高すぎて、コンプリートは叶わなかった。復刻版で妥協、と言っても結構なお値段だったので、私の身分ではこいつの所有が限界である。
常日頃、甲賀三郎好きを公言しておいて呉さん全集持ってないの? とこれで言われずに済む(何に対しての配慮だ!)
宅配便さんが宅配ボックスに入れておいてくれたので、嫁さんの隙を見てザイオン(屋根裏部屋)へと運び込んだ。離さんぞ、もうお前を離さんぞ。
そして今後はじっくりと作品に向き合っていこう。生涯の読書はこの全集と定本久生十蘭全集でいいかな、と思えるくらいの満足度だ。
2022年、探偵小説の復刻ペースは落ちている気がする。乱歩、横溝以外の探偵作家は、まだ埋もれた作品が沢山ある。
これからもこの場で細々と、探偵小説の良さを呟いていこう。
ひとまずは届いた全集に頬擦りしながら。