呉エイジ 秘密の探偵小説読書日記

日記と探偵小説の読書録

2019-01-01から1年間の記事一覧

津山旅行4

津山城備中櫓内で買ったお土産を見てニンマリしながら歩く。 ありがとう、津山城。素晴らしい石垣に復元櫓、いつか古写真のような復元を目指して、頑張ってください、津山市。 呉「さぁて、じゃあ移動すっか。もう一軒の万歩書店へ行くか」 金平「待ってまし…

津山旅行3

プライベートで色々ありすぎて、この津山旅行の記憶も完全に忘却の彼方となってしまったのだが、写真を見ながら必死に思い出して、書き継いで行く次第である。 お騒がせしているジムでの『まゆゆ似』の彼女のことは、あれから怖くて同じ時間帯に入るのを避け…

『まゆゆ似』の彼女との一部始終。

津山旅行記もぶった切っての緊急掲載である。 こんなことなら、このブログのタイトルにもある通り、大好きな探偵小説を読んでストイックに感想を書く。そんな毎日を過ごせばよかったのだ。 男子更衣室、女子更衣室から同時に出て廊下で鉢合わせしてしまった…

津山旅行2

この記事を書いている時、先日キンドルで出した『キンドル本を出版して人生を少しだけ変えてみる本』のことなのだが キンドル本を出版して人生を少しだけ変えてみる本: マックとワードで作るアップロード用データ (呉工房) 作者: 呉エイジ 発売日: 2019/03/0…

『キンドル本を出版して人生を少しだけ変えてみる本』発売

キンドル本を出して少しだけ人生を変える本: マックとワードで作るアップロード用データ (呉工房) 作者: 呉エイジ 発売日: 2019/03/03 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 作った動機は簡単です。『読むのが大好きだから、貴方の頭の中にあるス…

津山旅行1

相棒の金平が姫路に帰ってきているので、ちょっと無理してでも行っておこう、という話になったのだ。 前回の松江旅行で感じた『消えゆく中古ショップ』 行く度にテンションが高まった岡山の万歩書店が、本店だけを残して閉店。昔は岡山だけで7、8店舗はあ…

橋本治『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』を読んだ。

橋本治『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』を読んだ。私はもう決定的に読むのが遅くて、一週間もかかってしまった。文章は読みやすく、個性的な一人語りなので、普通の方なら数日で読めてしまうだろう。 ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの…

我が妻との闘争2019〜ありがとラッキーちゃん〜二位達成!

このブログは私の日記と、読書感想と、活動報告の場ですので、もう少し新刊の話題でお付き合いください。 我が妻との闘争2019〜ありがとラッキーちゃん〜 (呉工房) 作者: 呉エイジ 出版社/メーカー: 呉工房 発売日: 2019/01/27 メディア: Kindle版 この…

我が妻との闘争2019〜ありがとラッキーちゃん〜

2019年に入って色々ありまして、今年の書き下ろし作品を収録した『我が妻との闘争〜ありがとラッキーちゃん〜』を出すことになりました。 どうぞよろしく。アマゾンレビューを寄せてくだされば、作者は飛び上がって喜びます。 我が妻との闘争2019〜…

松江旅行完結編

出雲、松江、米子の店を全て回り終えた我々は、往生際も悪く、岡山を経由して姫路に帰るルートを選択した。 陽は落ち、辺りは急速に暗くなる。 前から行ってみたかった岡山の古本屋さん『古京文庫』さんを目指す。岡山城の近くだ。 しかし無念! 到着時間が…

松江旅行8

油屋書店さんの定休日は大打撃であった。気を緩めてバッターボックスに立ったら、ピッチャーの球が悪送球でバウンドして金玉に直撃したかのような、この旅痛恨の一撃である。 金平「オマエ、この旅の目的は油屋書店さんやったんとちゃうんか?」 呉「そうや…

松江旅行7

山陰名物『牛骨ラーメン』に舌鼓を打ち、エネルギー充填完了した二人は、再びこの旅の目的である店巡りに戻るのであった。 角盤文庫さんに到着。ここは期待していたのだが、置いてあるのは漫画だけであった。勝手にハードルを上げたのはこっちのせいである。…

松江旅行6

バレリーナ立ちで凍傷寸前の足の裏を庇いながら、それでも私は綺麗な熟女受付嬢のマダム二人にウケて『ちょっと美味しかったな』と不謹慎なことを考えながら(失敗をもろともせぬ懲りない男)、国宝松江城を後にするのであった。 時間は11時。そろそろチェ…

松江旅行5

金平「お前なぁ」 相棒の金平の苦言で10日は幕を開けた。 呉「ワシも言うことあるぞ、オマエ、いびきかいてたな(笑)」 金平「何いうとるねん。オマエが先やがな。速攻で酔っ払って、そのまま大いびきや!」 呉「その耳、オマエ耳栓持ってきてたんか?」 …

松江旅行4

松江に入り、その日に回る店舗を全て制覇し、壷焼きカレーに舌鼓を打った我々は、今宵の宿である『松江アーバンホテル』へと向かう。 小泉八雲も出雲大社も宍道湖もすっ飛ばし、ブックオフだけ巡る狂ったツアー、疲れ果てた我々は、近くのコンビニで酒とおつ…

松江旅行3

9日の朝からスタートした旅も、楽しい時間はあっという間。下準備で調べておいた店を時間切れで寄らぬまま帰った、という事態が一番辛いので、休憩を挟まずバンバン店舗を巡る。 街の小さな古本屋さん。ここではミステリ本に出会えなかった。昔ながらの古本…

松江旅行2

『國美喜書店』さんが週の真ん中でお休みだったため、いきなり出鼻をくじかれた二人。 出雲そばで機嫌が持ち直すも、次の『開放倉庫出雲店』も水曜日が定休日。これには正直参った。旅の下調べは大事である。助手席の金平が私の計画の杜撰さに「ホゲーっ」と…

松江旅行1

1月の9、10日で、出雲、松江、米子ブックオフ&開放倉庫巡りツアーに行ってまいりました。 相棒の漫画家、金平とともに、結果から言いますと不完全燃焼でしたが(笑) それもこれも、私の計画が杜撰であったからであります。猛省しております。我がケツ…

橋本五郎「海龍館事件」を読む

一月九日に予定している相棒金平との山陰、松江城経由ブックオフ&開放倉庫巡りツアーの準備に余念がない。 ニコンのカメラ、オッケー。 メガネと時計もオッケー。 戦士の銃もオッケー。 で、問題なのは天気だ。9日から寒波到来(笑)楽しみにしまくっていた…

橋本五郎「塞翁苦笑」を読む

あけましておめでとうございます。 2019年もツイッターとこのブログを通じ、マイペースで呉エイジの妄想等をつらつらと書き紡いでいく所存でございますので、どうぞ気楽にお付き合いください。 新年からは、先ほどのことでありますが、嫁さんから頭を叩…

戯作・私小説

「金平先生、それでは原稿、お預かりします」 若い編集者は老齢の漫画家から原稿を受け取ると軽く頭を下げた。 「年々パソコンが新しくなってね、デジタル化に移行したんだけど知識が追いつかなくなって。聞けばアナログ原稿は僕だけらしいね。悪いね」 「い…